50ページくらいの薄い本だがアイデアをつくる原理について考察が鋭い。
最も大事なのはデータを集めることで、ある変哲のないタクシー運転手が特別なタクシー運転手に見えるようになるまで相手のことを知ろうとするレベルまで落とし込まないどアイデアは生まれてこないというのは本当にその通りであると感じた。
大学の頃にはアントレプレナーシップ系の講義をたくさん受講したり自分で事業をやってみたりもしたけれども、ターゲット像の真の課題を把握することがどれだけ難しく、また最初は蔑ろにしがちであるかということを痛感させられている。
次は「イシューからはじめよ」あたりを読んで知的生産についての原理をもうちょっと深掘りしていきます。
要約
wikipedia の解説が最も簡潔だったので引用する。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい
アイデアの実際の生産は5つの段階を経由して行われる。
- データ集め
- データの咀嚼
- データの組み合わせ
- ユーレカ(発見した!)の瞬間
- アイデアのチェック